レーザーキュアリングライト
今年も取引先の歯科材料店シラネの展示会が開催される 会場が昨年の白鳥センチュリーホールからいつもの吹上ホールに戻った、ウチの担当営業さんの来場者ノルマに協力の為行くと返事をした。一応サラーっとあれこれ見て興味のある機器が展示さてれたら試してみたい。
CRレジン充填の硬化に用いるキュアリングライトがLEDからレーザーになって昨年末発売された。硬化に要する時間が今までの10秒からたった1秒になるが、時間の短縮は口腔内の湿気が接着を阻害する要因を少なからず排除出来るだけでなく到達深度やCR硬化時の収縮率にも違いがあるので興味はある でも価格が約10倍ほどする。キュアリングライトも時代と共に進化している、光重合タイプのCRが最初に出てきたのは勤務医時代でそれまではベースとキャタリストの2ペーストを練板の上で練り合わせて充填しており 練和が完全ではないとか2ペーストの量が均等でなかったりすると硬化する部分と硬化しない部分が混ざっていたりした。充填したCRを整形してる内に硬化してしまったりもあったし また練和途中で混入した細かい気泡で幾ら丁寧に研磨しても表面はざらざらで艶が出なかったり また強度も接着力も十分ではなかった。光重合タイプになって最初の頃は紫外線で硬化していたのが紫外線フリーの青色LEDになり、しかし照度が低く硬化深度が浅く何度も積層充填し その都度照射をする必要があった。後にコンセントから電源を取るタイプからコードレスが多くなったが余りに安価なアジアン機器は性能的にも耐久性も信頼に欠ける。レーザーキュアリングライトは実際に手に取って使い勝手や性能を確かめた上で購入を検討したいと思う、今回のフェアに展示してたら試してみたい。