11月9日に品川の東京コンファレンスセンターで「ITI Section Japan Annual Meeting 2025」が開催されたが、朝9時半からの開始に間に合うように家を出て 日帰りするのはしんどいので前日から東京で1泊してホテルから移動した。一番聴きたい講演が13時からの 新製品 TLX implant に関する情報で、以前からあった Tissue level implant から数年前に Bone level implant に主流が移行したのに何故今 また Tissue level が(BLX にネックが付いた) TLX となって新製品として発売されたのか、臨床ケースを見て 発表される講演内容を聴いて判断したかった。Tissue level には Tissue level の特徴とか利点があるけれど 審美性や適応症例に制限がある、なのに敢えて TLX を選択する理由が判らなかったので参加したが、まぁなるほど と頷ける部分はあってもでは何故 BLX を用いなかったのかが完全に理解出来た訳ではない。その辺りの話は前日(土曜日)の晩に食事を誘われていた ITI の先輩Dr から伺っていたけれど 前もって知識を得ていても不完全なまま。

ところで、自転車か仕事でしか東京に行く事は殆どなく 前日から東京に入った事で 約束の晩ご飯まで時間があって久々に東京をウロウロした。場所が六本木だったので 新東京国立美術館やミッドタウンで時間を潰し 少し早めに六本木ヒルズの誘われてるお店近くまで行ったらすごい人、けやき坂のイルミネーションの間から東京タワーが綺麗に見えインスタ映えするスポットとして大混雑するらしい。横断歩道の真ん中から撮るのがベストポジション? 自分は渡りながらそんなに上手く撮れないから食事の帰りにお店の人に教えて貰った別の場所から撮ってみた。

大阪の講演会では夏でも冬でもスーツ着用の参加者は殆ど居ない、反対に東京ではラフな格好の参加者は全く居らずスーツにネクタイでないと白い目で見られる、まぁ何となく判る。昔、大阪の講演会でスピーカーはアメリカの大学教授の講演で「インプラントは手術、補綴によって回復する咬合状態に対してのチャージであり インプラントという商品を売ってるのではない」という雑談が終わった後 質問があれば?という質疑応答の場で 殆どが Tシャツ+デニムの参加者の中で1人が手を挙げて「大阪は『値切る』が文化であり定価で物を買うのはアホや、とバカにされる土地柄で 「先生、んでこのインプラント なんぼにまけてくれまんの? としつこく粘られるけどどう対処したらよろしいんやろ?」 アメリカの講演者も大笑い 今はそんな事はあり得ないかも知れないけど、はぁ、土地柄ってあるもんやね〜と思ったのをよく思い出す。

 

 

 

 

ひろ歯科医院