バイクに乗り始めて40年以上が経つ。1973年型 DUCATI 750Sのレストアから、スーパーバイクのホモロゲーションモデル 1098R(市販台数400台)や 直列4気筒モデルの MV Agsuta F4 ChallengeⅡ、ハブステア機構を持つ bimota TESI 3Dというバイクまでホントいろいろ乗ったけど、昨年10月に中古で購入した DUCATI MH900eは、そのスタイルや雰囲気 空冷2気筒のエンジン特性やコーナーワークの軽快感など 歳相応のライディングにやたらと嵌る、、、乗るのも眺めるのもかーなーり 気に入っている。
購入して1ヵ月目ぐらいに、ミルクロードで初のガス欠をやらかし ノーマルタンクは満タンでたった8L仕様なので、常にGS探して走っている様なもの、タンクを15Lのビーター製アルミタンクに載せ替える事にした。 バラしてみてびっくりしたけどフュエールポンプはまるで半世紀前の沈没船の様に錆サビ、コネクタもOリングもひび割れてボンドや液体パッキンでコテコテに固めて何とかガソリン漏れを誤魔化してある、なんとも危なくてしょうがない。 ツーリングクラブの師匠 福田さんによれば「こんな状態でよく今まで何事もなく走れてたわ」という。
このMH900eというバイクは2000年に2000台だけ販売された限定車で netの受付開始から30分で完売したというバイクなので、走らせるより所有してるだけ、というオーナーが多いが、自分が買ったこの MH900e の素性は あまり走らず大事に飾ってあったという類の車両ではない事は確かで 他にもあちこち問題が多い。 しかし結局、手に入れた以上は悪いところや 時代に合わないパーツは少しずつ直して「楽しく走れるバイク」に仕上げていきたいと思う。 福田さん全面サポートのお陰で動きの悪いフロントフォークを少し高級な社外品に組み直し、軽量なホイール 軽いチタン製マフラーに替えて 2個搭載のバカ重いバッテリーも小型軽量のリチウムイオンバッテリー1個に。カッコだけの重いダミーのオイルパンカバーも外し やっとここまでになった。 あとはカラーリングを赤からガンメタ系に塗り替えカーボン製バックミラーに付け替えたら一応、自分なりの完成形となる。梅雨明けのツーリングデビューに間に合うかな?

MH900e

ひろ歯科医院