2000年5月から約14年半の間、一緒に暮らしてきたボーダーコリーの「アズロ」が8月末に亡くなって 何となく寂しい毎日を送っていたけど ほぼ1日中一緒に居たウチの奴の方がもっとずっと精神的に堪えてて 毎日 元気な頃のアズロを思い出し涙する、完全にペットロス症候群に陥ってた。 自分もウチの奴も死んでいく最後の姿を目にして 「可哀相で、もう2度とよう飼わん…」 と思っていたけど、同時に 「こんなにも癒されてた、支えられてた」 という感謝の気持ちも膨らんでいく。

ウチの奴は寂しさからwebのいろんなサイトを見てる内に 人間の勝手で捨てられていくペットや 虐待を受けたり殺処分されるペットの現実に憤りを感じ 徐々に引き取って面倒を見てあげたいという気持ちになった様で、「この子、もう初老の年齢になるけど捨てらたんやて・・、引き取って育ててあげたらあかんかな?」 とか、「前の飼い主に苛められてたのか 人に心開かん所があるらしいし噛む癖持ってるけど、引き取ったらあかん?」 という様になった。

寂しいし飼いたい気持ちはあるけれど、実際に飼うとなったら仕事を持ってる自分より、実質的な負担はウチの奴に掛かっていくから ウチの奴が決めるまで自分からは言い出さないでいたけれど ついに 「今日、京都のブリーダーにmail入れたけど先方がオッケーなら、引き取りに行きたい あかん?」 と、診療の合間にmailが入っていた。 昼休みに家に電話をしたら、「ボーダーコリーの子犬なんやけど、顔の毛並みが左右非対称でセンターに白いラインが来てない為に 全く買い手が付かず問い合わせも無いので 引き取ってくれる方に差し上げる、と書いてあるん」

ボーダーコリーというのは少し難しい犬種で、中々飼うのが大変な部分がある。 ボーダーコリー好きはやはり完璧な、綺麗な毛並みのワンコを欲しがるのかも知れない このままいけばこの子も捨てられたり、殺処分になるかもしれぬと思えば 居ても立ってもいられない気持ちで すぐに引き取りたいと連絡して 木曜日に京都まで迎えに行ってきた。 子犬の頃もおとなしくて怖がりのアズロとは大違いで、元気いっぱいのやんちゃ者・・大きくなったらどうなるのだろうか?

ひろ歯科医院