安藤忠雄展 -挑戦‐
11月22日(水)は早起きして、朝9時の新幹線で東京へ。寒い、寒いと天気予報で聞いてたので厚手の冬用ジャケットを着て行ったけど 流石にこれでは昼間は暑い。有楽町~新橋辺りをうろうろしてお昼ご飯を食べ、地下鉄で六本木の新国立美術館に入った。
平日なのに結構混んでて行列が思う様に進まないけど、スケッチ画やスケール模型を見てるのが楽しくてそう苦にならなかった。そして中庭に再現された原寸大「光の教会」の内部に入ってみる、やはりすごーい綺麗で感動する。この教会を建築する時に安藤さんはコンクリートの切り込みに、そのまま嵌め殺しのガラスを持たず 内部まで外気を感じる事の出来る筒抜けを想定してたらしいが クライアントの神父さんが「絶対にガラスを入れる」と譲らなかった為に 結局ガラスで遮蔽したという経緯がある。しかし今回の展示物にはクレームを言うクライアントはいないので、安藤忠雄さんの原案通り、コンクリート打ちっぱなしの壁は外と通じるままの遮蔽ガラスなしで建てられてた。ガラスなどない方が美しいという安藤さんの言い分も判るが 実際に使う側としては何もないままでは無理という神父が現実的だよな~と思う。写真集などでは内部ばかりが出てくるけど、裏側に回ってコンクリートの十字架を持つ壁を外から見てみたら 何と美しい事か 実際に見て触れてみないと判らない事は沢山ある。
外が暗くなる頃までいて、出てからミッドタウンの地下で晩ご飯を食べてホテルに帰った。雨まで降ってくるし、寒くて堪らん 明日(23日)は 講演会なので早めに寝た。