インプラント用のエンジン(モーター)は回転数やトルク、注水量が細かく設定出来る様になってるけど それでも通常の歯科治療用ハンドピースではスピードが速すぎる。場合によってはドリルが一目づつゆっくりと回転するのを確認出来る位までスピードを落とす事もあるが(切削中の発熱を抑える為)、その為には回転率を 1/20 に落としスピードを減速させるハンドピースが不可欠となる。

一応は今使っている減速のコントラアングルハンドピースの他に、予備で2本持っているが 今使っている物をオーバーホールに出したいと思っていても今年はインプラントが多くて 長く空いてる時がないので中々出せずにいる。 予備は、オーバーホールの度に新しい減速コントラを買い それまで使っていた物をオーバーホールに出して保管してあったり、根管治療の時に使ってたりするけど 回転音がうるさかったり重かったり、持った時のバランスが違うと手にしっくりこないし 例えばボデイの材質もアルミニウムやスチールからチタンに変わったり注水ホースの取り回しにまで進化を感じるので やはり今回も新しい物を買う事になりそう。予備は手術中にいきなり壊れた時の本当の予備でしかないかも。 今のハンドピースを買ってから大凡 4~5年で 約500~600回の手術に使ったかな、年間に100~120回。 手入れは毎回きちんとやってるけど機械物は回転する金属部分の擦り減りや劣化がどうしても避けられないし、滅菌には耐える構造になってても 何度も熱をかけるのは膨張や収縮の関係から寿命を早めるのかも知れないな。

ひろ歯科医院