久しぶりに BlueNote 東京の公演スケジュールを見にいったら、11月6~8日に「JUNKO ONISHI TRIO featuring GERALD CANNON & KARRIEM RIGGINS」というライブがあった。 終わってから気付いても遅いけど、これは行きたかったなぁ。

2012年に大西順子さんが引退した時の長い 長い挨拶文を読んで思ったのは、自分の年齢を考えればもう本当に限界を感じての結論であり 引退は自身の切実な願いなんだな~という思いが感じ取れたし、それは引退直前のアルバム「BAROQUE」の内容とも一致している。厳しい言い方をすればこのアルバムの中にはピアニスト「大西順子」の魅力や存在感は何処にもない。アルバム写真は蜷川実花を起用し、楽曲も大袈裟な編成なので誤魔化されそうだが、ピアニスト大西順子個人にはやる気もノリも感じられない、無理やり踊らされてると言う表現がぴったりではないかな。だから今わざわざBaroqueを引っ張り出して聴く事は殆ど と言うより全くない。 でもしかし(相反する様ではあるが)、またいつかステージに戻って来るのではないか~、戻ってきて欲しいという期待?気持ちが消えなかったのは、引退や消息不明は過去にもあって気が付けばまた居るみたいな、を繰り返す癖のある人なのできっとまたいつか戻ってくると何となく思ってたし、musical moments で復帰する以前の、大昔の大西順子のピアノを聴きたいという気持ちは 依然として大いにあるからだろう。 まぁともかく 菊地成孔プロデュースによるニュー・アルバムもリリースが予定されているそうなので それを静かに待つ事にするかぁ。

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