東京国際フォーラム
18日土曜日から東京国際フォーラムで開催の ITI Congress Japan/Straumann Forum 2026 に行って来ました、国内開催の ITI イベントとしては最大級で参加総勢 1,800人らしい。
3つの会場に分かれて同時進行でテーマ毎に発表や講演が進んでいくが、毎回思うのは同じ時間帯に聴きたい内容が被ったらどちらかを諦めないといけない、残念。
いくら大きな会場とはいえ 1,800人は多すぎる、土日両方来る人ばかりではなく土曜日だけとか 日曜日の午後だけしか来ない人も居るのに それでもこの混み具合で 人気のスピーカーや新しいトピック、テーマの場合は用意された座席が足りず壁にもたれて立ったままというのもあったし、休憩時間にはエントランスに人が溢れてまるで通勤時間帯の駅のホームの様な混雑 ああ息苦しい。テーブルに置かれたコーヒーやペットボトルのお茶や水まで中々辿り着けない トイレもすごい行列。
メインホールで開催の海外招聘スピーカーの場合は、前回までスピーチとスピーチの合間に日本語通訳が入ったが、時間短縮のため今回からはアプリのQRコードで自分のスマホに設定したイヤホンから聴くことになる。スマホで音楽を聴く習慣がない自分は当然ワイヤレスのイヤホンやヘッドフォンは持っておらず 最初のうちは英語のスピーチを一生懸命聴いてたけれど、段々しんどくなって内容が深くなればなるほど理解不能に陥るので 途中で出て中庭で休憩。
今回特に聴きたかったテーマは、第3ホールの難症例に対するアプローチと、インプラント上部構造体のテーパーが周囲歯肉へ及ぼす影響、なのでまぁ普通に着席して聴く事が出来た。
殆ど症例報告が出てない、というか自分は臨床で「このケースではこの材料をこの様に持ちいたらずっと成功の確率が上がる」という経験上実践しているオリジナルの術式があるが、今回の難症例アプローチの講演中に同じ考え方の、自分と同じ術式が紹介されてた。ははーん、やっぱりここに行き着くのか・・と何となく自分のオリジナルは正しかった〜と思い安心した。これは20年ぐらい前にも経験してる、会場にプリントしたX線画像を持参して、あるトップに君臨するDrに相談したらけんもほろろに否定された、がそれから10年少し経過したある講演会で そのDrが自分が示し否定した術式の臨床報告を何例も発表してた。そのDrには術中に超酸性水で術野を洗浄すると言った事もあったが勿論それも否定された でも水の持つ殺菌力から歯科に限らずごく普通に用いられてきたが 今では時代は進化している もっと優れた機器が出てきてウチではそれも使っている。 まぁ昔はそんな時代だった。
土曜日は 18時に会場を出て懇意にしてもらっている先輩Dr2人と3人で晩ご飯に出掛けた。ワインを飲みながら臨床の話などしながらデスカッションでは訊けない様な詳細なテクニック、切開の入れ方や埋入時の注意点、縫合の仕方による治癒後の違いなど 2時間余りの時間で得た事はとても多かった。
日曜日は朝から夕方16時まであちこちの会場に座り続けてたので、むっちゃ疲れた。ああ、早く帰って休息したいと思い 新幹線予約を2時間早く差し替えて帰ってきた。
インプラントを行う様になった1995年頃にはまるで解明されてなかったエビデンスが、科学の進歩 インプラントの進化に伴い確立されて またクライテリアも細分化され時代は加速している。とりわけデジタル分野の進化 AIの進化は 医療分野にも欠かせない物となっている今の現状があるが かといって経験やテクニックは積み重ねて熟達していかないと理論だけでは成り立たない世界であると 改めて実感している。



