と、今日は名古屋に行っていた。大名古屋ビルヂングのソロピッツァで、1人ピッツァを頬張った。オーダーはいつもの定番、プルチネッラとジンジャエール。

少し前から注目している ポリエーテル ケトン ケトンという材料がある、スイス Cendres+Metaux社 から2014年に販売されている「ペクトン」という樹脂で 生体親和性や耐久性、衝撃吸収性などから特にインプラント上部構造に適しているのではないかといろいろ調べている。 簡単に言えばペットボトルのキャップの様な材質で、もっともっと最上級の材料とでもいうのかな。

今はCAD/CAMという 3次元スキャナーで読み取ったデータをコンピュータ制御のロボットが チタンやジルコニアのブロックを削り出して作製するインプラントのアバットメントとかジルコニアクラウンの精度は非常に高く 適合性は素晴らしいし 硬くしかも表面が非常に滑らかで審美性も優れているので、現在選択出来るインプラント上部構造の材料としてファーストチョイスとなるが、しかしそのジルコニアの硬さが 天然の歯の様に歯根膜がなく顎骨と一体化するインプラントにおいては問題になる事も無くはない。 つまり咬合圧を緩衝する、天然歯と同程度のクッション性を有する材料があれば それでクラウンを作った方が馴染みが良いとは思う。そんな点からこの材料に注目し、ウチのメインラボさんといろんな角度から検証したり調べたりしているが、このペクトンは軽くて経年劣化が殆どみられないし化学的にも安定しているというのも特徴。 でも実際に臨床でクラウンを作るにはまだまだ審美面でセラミックやジルコニアに劣るので、まずは内部構造体のアバットメントや、レジンに替わるデンチャーからの応用になると思う・・・。

ひろ歯科医院